造形美術コース内の目次 |
コースの概要
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コースの特徴や目標 |
科目内容の例
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コース特有の科目をピックアップ |
履修モデルの参考例
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履修する科目の参考例 |
造形美術コース
造形学部 産業デザイン学科
基礎的な描写力・表現力を身につけ、幅広い考え方に基づいた絵画制作を実践します。水彩・油彩・版画といった絵画に加え、彫刻・工芸等幅広く学習することができます。
今を生きる自分の証が作品で息づく。こうした作品づくりのための時間と空間を提供します。
造形美術コースでは、芸術表現が多様化している今、個人のもっている特性や資質を生かして「自分の証」を創造するために必要なカリキュラムを構成しています。平面造形、立体造形、工芸など、いろいろな分野で創作に取り組みます。
絵画においては基礎的なデッサンから出発し、水彩画、油彩画、版画などの技法を習得。段階を追って様々な技法や表現の理論を身につけ、表現を発展、拡大させていきます。展覧会への出品、個展開催といった形での作品発表も念頭においた指導も行います。
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彫刻では、写実表現を通して、基礎的な三次元的な観察、表現力、立体造形での素材について学習します。
工芸では木工、金工、織物といった作品制作の他に、工芸品についての調査、鑑賞も行います。 本コースは、造形についての幅広い知識を必要とする教員希望者にふさわしいコースでもあります。
■絵画
デッサン 水彩画 油彩画
アクリル絵画 版画
■彫刻
塑像 木彫
モニュメント
■工芸
織物 金工
木工
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科目内容の例
絵画基礎 |
「見えるものから、観るものへ」
赤くて丸いリンゴがあるのが「見える」。でも丸を描いて赤く塗ればそれはリンゴになるのでしょうか。感動は「発見」することから生まれます。リンゴに問いかけてみましょう。その赤さ、丸さそしてその輝きについて。リンゴが雄弁に、その赤さについて、その丸さについて、そしてもっともっと多くのことについて語ってくれる声が「観えて」くるはずです。デッサンの善し悪しは、対象と、描きつつある作品と、そして自分自身と、どれだけ対話を深められたかにかかっているといえるでしょう。 |
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絵画応用 |
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芸術は、いつも、作家がその時代に生きていることの証です。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、ゴヤは、モネは、ピカソは何を感じ、何を考え、何を私たちに伝えようとしたのか。時代や地域を越え、私たちは彼等の遺した作品をとおして、彼等の声を聴こうとします。色彩、形態、素材を組み合わせモノは形作られます。しかし、「モノ」が「作品(表現)」としての高みに昇るためには、色彩、形態、素材が作者の感動を伝えるための「言葉」とならなければなりません。簡単なことではありませんが、折に触れ、過去の、そして同時代の偉大な作家の作品と向かい合うことは、私たちに、制作にとって大切な何かを教えてくれることでしょう。 |
絵画演習 |
これまで重ねてきた多くの対話によって育んできた自分自身の表現を信じて、各自のテーマに基づいたオリジナリティーのある作品を目指してみましょう。積極的に大作にも取り組んでみてください。 可能性は無限です。
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彫刻 |
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自然は合理的な仕組みによって調和が保たれています。
自然を観察し、自然の造形物の持つ形のバランスや力の関係、質感、量感そして生命感について理解を深めることは、具象、抽象を問わず、彫刻を学習するための基本となります。
芸術作品は画廊、美術館に展示されるだけではありません。特に彫刻は、立体造形物として、空間に働きかける存在感をもっており、モニュメントとしてパブリックスペースへ設置される例も多くあります。
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工芸 |
工芸は、生活に深く根ざし、暮らしに潤いをあたえてきました。その良さは、なんといっても、大量生産にはない、手作りによる温かさではないでしょうか。「工芸」では、手作業を中心に、木、糸、金属といった素朴な素材に、形を与え、生命を吹き込んでいきます。
レポート課題では、自分の住む地域に古くから伝わり、現代も行われている手仕事に目を向け、鑑賞、調査を通して、暮らしとのかかわりについて考えていきます。
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履修モデルの参考例
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1年次 |
2年次 |
教
育
科
目
26 |
自立学習論
哲学I
哲学I(日本国憲法)
英語I
体育理論
体育実技 |
2
2
2
2
1
(1) |
心理学I
美学・芸術論I
中国語II |
2
2
(2) |
専
門
教
育
科
目
選
択
40 |
|
|
文化人類学
造形心理学
造形発想法
デザイン史実習
デザイン材料学I
デザイン材料学II
デザイン基礎III
図学・製図I
テキスタイルデザイン |
2
2
2
2
(2)
2
2
2
2 |
専
門
教
育
科
目
必
修
58 |
造形基礎・平面I
造形基礎・立体I
造形基礎・平面II
造形基礎・立体II
コンピュータ概論
デザイン基礎I
デザイン基礎II
色彩学
西洋美術史
日本美術史
近代デザイン史
|
2
2
(2)
(2)
2
2
(2)
2
2
2
2
|
絵画基礎I
絵画基礎II
彫刻I
工芸I |
2
(2)
(2)
2 |
|
124 |
1年次履修単位数 |
32 |
2年次履修単位数 |
32 |
|
1年次SC単位数 |
8 |
2年次SC単位数 |
6 |
|
3年次 |
4年次 |
教
育
科
目
26 |
心理学II
美学・芸術論II
自然科学概論I |
2
2
2 |
比較文化論II
産業心理学 |
2
2 |
専
門
教
育
科
目
選
択
40 |
生活文化論
視覚文化論
視覚情報論
コンピュータ演習
写真論
写真実習
服飾デザイン概論
コピー作成演習
インテリア学 |
2
(2)
2
(2)
2
2
2
2
2 |
環境工学
環境倫理学 |
2
2 |
専
門
教
育
科
目
必
修
58 |
絵画応用I
絵画応用II
彫刻II
工芸II |
(2)
(2)
2
2 |
絵画演習I
絵画演習II
彫刻III
工芸III |
2
(2)
2
(2) |
卒業研究I
卒業研究II
卒業研究III |
4
4
(4) |
124 |
3年次履修単位数 |
32 |
4年次履修単位数 |
28 |
|
3年次SC単位数 |
8 |
4年次SC単位数 |
8 |
(注)単位数の( )数字は、スクーリングの受講によって修得する単位数です。
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