2001年 愛知産業大学 オープンキャンパス 建築学科 体験学習・学生作品紹介 ▼7月25日(水)・8月23日(木)・9月29日(土) 都市計画・歴史・意匠・建築計画・環境計画 ▼7月26日(木)・8月24日(金)・9月30日(日) 都市計画・建築計画・環境計画・構造計画 ▼セミナー案内左上のお申し込みボタンより該当セミナーのお申し込みがオンラインできます。
・都市計画 ・歴史.意匠 ・建築計画 ・環境計画 ・作品紹介
都市計画 (講義・スライド)
田島學教授
石川清助教授
創ること、建てること 〜建築の身体性を求めて〜 中世後期のヨーロッパでは都市国家が競って大きな聖堂を建設しようとしました。建築家は聖堂を設計するだけでなく、そのための新しい建設機械を考案し、建設の全工程を熟知している必要がありました。 この事例から建築家に必要な資質とは何かを考えてみます。
石川清助教授のプロフィール 愛知産業大学助教授。 東京工業大学建築学科卒、同大学院博士課程(建築学専攻)単 位取得済退学、同大学助手を経て1992年より現職。 1982−84年、イタリア 政府給費奨学生としてフィレンツェ大学に留学。15世紀初期ルネサンス建築史を専攻 する。 主な研究分野は、ヨーロッパ都市形成史、ルネサンス期の建築意匠、ルネサン ス期ヴィッラの利用様態に関する研究、ヴァーチャル・リアリティを利用した古建築 の復原。 さらにはネットを利用した地中海建築のデータベース利用化計画を大学を超 えた専門家間で組織している。
建築計画 (スライド) 山田雅美助教授
建築の造り手・担い手 〜職人ワークショップの紹介〜 学校の教室から、現実の街へ出て建築を学びませんか。JR岡崎駅近くにある工場内の大浴場を改装して、地域の住民や若者が集まるコミュニティ・バーの実際の設計・施工を大学実習で行なっています。大学生の取り組みの喜びと苦労を紹介しましょう。
山田雅美助教授のプロフィール 愛知産業大学造形学部建築学科助教授 山田雅美建築研究所代表 コロンビア大学大学院(ニューヨーク)修了 博士(工学) 主な研究 「近代建築に内在する意味に関する記号論的研究」 「岡崎市近未来都市構想に関する研究」 「岡崎市中心市街地の活性化に関する研究」 「A.L.L.シニアパーク計画に関する研究」、等 主な作品 「船岡町高齢者総合保健福祉センター」、「佐藤邸」、「葉風る」、等 受賞 鳥取県景観賞(公共建築部門)、中国深セン市少年宮国際設計競技入賞、ルイス・カー ン展記念懸賞論文コンクール入賞、横浜アーバンデザイン国際コンペ入賞、環境芸術大賞'90入賞、等
山田雅美助教授のホームページはこちら・・・>>
部屋の明るさ・暗さ 〜教室の照度分布測定〜 省エネルギーの視点から、自然の光を有効に利用する大切さが指摘されています。そこで、教室の中の照度(明るさ)を測定し、その分布を求めることによって、窓や部屋の形と採光の効率の関係を調べましょう。 また、その結果から効率のよい採光方法についてもお話します。
武田雄二助教授のプロフィール 愛知産業大学助教授。 名古屋工業大学建築学科卒業。 同大学院修士課程修了。工学博士。 建築と人間の生理・心理の関わりおよび建築が作り出す環境について研究している。 これまでの主な研究は「建築仕上げ材料の触覚的特性の評価法」に関する研究,「仕上げ材料の触覚的特性による空間特性の評価」に関する研究,「環境形成材料の紫外線反射特性」に関する研究などがある。 その他に「建築CAD教育」に関する研究,環境保護を目指した「新木造軸組構法の開発」・「開口部の日射遮蔽・断熱効果を高める簡便な装置の開発」に関する研究も行っている。
在学生による作品紹介・説明 体験学習実施日の13:00〜15:00
体験学習
都市計画 (スライド) 小川英明教授
建物の使い方・考え方 〜計画と設計の視点〜 建築の計画と設計をするために、どのような知識や理論を学ぶか、実際の建物の事例とともに紹介します。人と住宅はどこまで近づけるか、利用者が、満足する博物館はどうしたら設計できるか、交流をうながす空間はどのように構成したらよいか、を探ってみます。
矢田努教授のプロフィール 愛知産業大学教授。 東京工業大学建築学科卒。同大学院博士課程、米国マサチューセッツ工科大学(M.I.T.)博士課程、英国ハーロー・ニュータウン開発公社、国連地域開発センター、環境デザイン研究所などを経て1996年より現職。 主な研究分野は建築計画・設計、とくに視覚、心理、行動よりみた児童館、子ども病院、科学博物館、美術館などの計画・設計。 日本建築学会では、小委員会主査として、「子どものための建築・都市12ヶ条」の執筆、子どもを元気にする環境整備のための全国的な調査などを担当する。都市景観、アーバンデザインの仕事も手がけ、東京都千代田区の都市景観行政指針のとりまとめををする。
環境計画 (講義・スライド) 藤木良明教授
建物の寿命・延命 〜建物の耐用年数、劣化、維持保全〜 どんな建物でも時間が経つと、古くなってきます。柱や壁、配線や配管、家具や建具が老化して、建物の寿命が近づいても、長く大切に建物を使い続けてあげることを考えましょう。そのために建物の延命策をマンション建築の場合でみてみましょう。
藤木良明教授のプロフィール 愛知産業大学 教授 工学博士 一級建築士 日本マンション学会理事 著書・論文・訳書等 「マンション」(共著)岩波新書 「マンションのメンテナンス」住宅新報社 「マンション管理とメンテナンス」学芸出版社 「集住の苦悩と幻想……大規模修繕工事をめぐる管理組合物語」学 芸出版社 マンガ「管理組合物語」テツアドー出版 J.デュマルセ「ボロブドゥール」(訳書)学芸出版社 「マンション問題の重層性と管理組合組織の課題」日住協 その他
構造計画 (実験) 加藤征宏教授 小椋紀行講師
建物の強さ・もろさ 〜再生コンクリートの破壊実験〜 鉄筋コンクリート造建物の強さは、コンクリートの強さより大きく変ります。そこで、一般的なコンクリートと、近年注目されているのリサイクルを目的とした再生コンクリートの強度試験を行ない、コンクリートがどのように壊れるかを体感します。
加藤征宏教授のプロフィール 愛知産業大学教授 名古屋工業大学建築学科卒業,東京工業大学大学院修士課程建築学専攻修了, 住友金属工業株式会社建設エンジニアリング事業部を経て,1998年より現職。 工学博士 主な研究分野は,鉄骨構造,木質構造,耐震構造である。 鉄骨構造では,高張力鋼を中心にした構造部材性能,鉄骨・コンクリート 複合部材の構造性能,工業化鉄骨工法の開発等の研究を行い,現在,鋼構造接 合部性能の実験研究を行っている。木質構造では集成材の曲げ耐力,在来 軸組構法のせん断挙動の実験研究を,そして耐震構造では耐・制・免震の解析研究を行っている。
小椋紀行講師のプロフィール 愛知産業大学講師。 芝浦工業大学建築学科卒業,名古屋工業大学大学院博士前期課程修了,同大学院博士 後期課程修了。 工学博士 Dr. Eng. 専門分野:鉄筋コンクリート構造。 主な研究内容: 1)RC梁のせん断抵抗機構に関する解析的研究 2)現行耐震診断法による学校建築物の耐震性評価に関する解析的研究 3)中高層RC構造物の層変位予測に関する解析的研究 4)教育用構造模型の教育的効果と精度に関する基礎的研究 研究の主旨: 建築に限らずさまざまな分野の自然科学現象を理解しやすくすること。 小椋紀行講師のホームページはこちら・・・>>