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卒展2000:生活・産業・環境デザインコース内の目次
01.井上 清 02.牛屋 和之 03.草分健児
04.高尾和明 05.千松淑郎 06.中野いずみ
07.矢田鷹司 08.弓場明彦  

卒展2000(AISAN・TSUKYO)

愛知産業大学通信教育部  造形学部 産業デザイン学科 卒業制作
生活・産業・環境デザインコース

生産施設(身体障害者と健常者の共生)
井上 清
大阪で建築設計事務所に勤める、40歳の建築士。
当初の研究課題は、OA機器やバイオテクノロジーの生産施設の予定だったが、企業秘密の高い壁に阻まれて、充分納得できる資料収集と既存施設調査ができなかったので、「身体障害者に対して職業教育や訓練を行う場としての工場」と切り替えた。
計画地として、関西国際空港と大阪市内とを結ぶアクセスの中心である堺市を選ぶ。そして、自然との融合を念頭に、自然の通風と採光、そして身体障害者に対する配慮を重視した建物施設を設計した。

 
都会のオアシス・ナディアパーク公園
牛屋 和之
名古屋デザイン専門学校の併修生。24歳、岐阜県出身のスポーツ大好き青年。
都心の一角に、岩と緑と水を取り込むことによって、大自然の中にいるようにリラックスできる癒しの大空間を演出したつもりです。岩と清水の流れ落ちる滝の裏側を抜けると、眼前に広がる別世界・・・イベントステージとしても活用できます。あなたも入ってみませんか。

2 WAY BOX
草分健児
新潟県出身で、高校卒業後、名古屋デザイン専門学校に入学し、併修生として学びました。今、22歳です。
私達の生活、すなわち衣・食・住・遊を見つめるとき、パソコンが一般家庭にも深く浸透しつつあるが、生活の基盤は「収納」だと思う。この「私の宝箱」としての収納のひとつのかたちを提案します。
心やすらぎ、てざわりの良い桧材を使用した。引出しは2方向から使え、いろいろなスペースに対応でき、ライフスタイルに合わせた組み合わせができる。

 
液晶付きFAX電話
高尾和明
24歳、愛媛県出身で中国デザイン専門学校の併修生で頑張りました。
FAXは既に単なる電話回線を利用した意思伝達の機械から、コピー・プリンター・PDAなどの周辺機器とのネットワーク化、インターネットからの情報サービスの受信もできるまでに進化し、一般家庭の約半数に普及している。このFAXに、更にノートパソコン液晶ディスプレイを装備させることにより、インターネット付きパソコンよりも機能が充実した誰にでも扱いやすい家庭内情報端末をデザインしました。

 
駅前開発への視角
千松淑郎
東京都在住で46歳のサラリーマン。ターミナルではなく、身近な駅前の再開発のあり方に夢を馳せた。水曜日定休を利用しての資料収集、現地調査を行う。
まず、二子玉川再開発、三軒茶屋再開発などの計画案、世田谷区界隈塾、商店街の状況などの資料収集、現地調査、検討と反省からはじめた。今までのお役所的、画一的なあり方を見直して、経済的、法制的要因と再開発による付加価値を考慮し、環境デザイン的な立場から、市民参加、企業誘致、環境保護をも視野にいれて、三軒茶屋駅前再開発を中心に、提案設計した。


幼稚園の個人ロッカー
中野いずみ
3ヶ所の幼稚園で美術の講師をしています。
子供は、興味を持てば難しいこともできるが、つまらない事になると、どんな簡単な事でもできない。子供の成長の中で大切なことは「つまづき」だが、援助があって成長する。
人だけでなく、道具からの援助もあって良い。園児にとって長い時間を過ごす不安だらけの幼稚園で唯一のプライベート時間は個人ロッカーだけ。道具箱であり、整理整頓から生活習慣を身につける。物理的な状況が行動と変容をもたらし、人の成長を左右する大きな要因。落ち着ける色と素材、子供の成長に応じて対応できる・・・悩んだ末の力作です。

組立オモチャ HANDY KUN
矢田鷹司
私はヤマハに代表される木工の盛んな浜松市に住み、自らも公民館などで子供達を相手に工作教室を開いている64歳の向学心豊かな「青年」です。
金属やプラスチックのような冷たく乾いた感触ではなく、手触りも優しい木製で、デパートでお金を出して買ってくる既製品ではなく、自分で部品を組み立てて自由にいろいろなものを作る、そういうオモチャを作りたいと挑みました。木工屋さんから分けて貰った堅木を加工したボルト・ナットや組み立て道具にも力を注ぎました。

子供部屋における照明器具
弓場明彦
私は1級建築士でもあり専門学校の教師でもあります。若い頃はダンディと自他ともに認めた熱血教師でしたが、今は43歳で3児の父親です。
近年の簡単に殺人などの凶悪犯罪を犯す青少年の心の変化は他人事ではない。この状況を憂い子どもたちの心を癒すために提案したのは、単なる光の器具としての照明デザインではなく、「環境」としての「子供のためのあかり」です。