実習前にまずは院長先生との打ち合わせ

実習先の院長先生と実習前の打ち合わせ。実際に患者さんと接する歯科衛生士だけに、打ち合わせは入念に。先生が今日行う治療と、臨床実習の内容を重点的に話し合う。

患者さんの歯型を取る

この日は高齢者の入れ歯を作るための型どり作業を行う。まずはアルジネートという、型どり材を気泡が入らぬよう丹念に練り上げる

硬化しないうちに手早くつめる

気泡なく均一に練り上がったアルジネートを歯型の中に詰める。患者さんの口にピタリと密着できるよう、アルジネートは隙間無く入れるのがポイント。入れ歯の良しあしはここでほぼ決まる。

患者さんの負担にならぬよう丁寧に

いよいよ型どりの作業。今日の患者さんは高齢の方なので、肉体的・精神的に負担にならないよう、優しく声をかけながら。不安を打ち消してあげることも歯科衛生士の大切な仕事となる。

技能が要求されるスケーリンク処置

歯に付着する歯垢・歯石を除去するスケーリング。様々な歯周病の原因を取り除く歯科予防処置は、歯科衛生士の仕事。実際に患者さんを相手に処置するため、緊張の一瞬。

歯の健康を守る歯科保険指導を行う

歯のみがき方や食生活の指導を行い、歯の病気の原因・内容を説明する歯科保健指導。臨床科目の歯科保健指導にしたがい、患者さんの前で歯の模型を使い、分かりやすく丁寧に指導をする。

歯科診療補助を学ぶ

先生の診療の補助をするのも実習生の必須科目。歯科診療補助を学ぶメインの実習となる。ここではむし歯治療の先生をサポートし、バキュームで唾液や異物を除いて治療しやすくしている。

受付業務も歯科衛生士の仕事

歯科衛生士の仕事には受付業務なども含まれる。歯科を訪れる患者さんに接する最初の窓口。症状を聞いたり、予約日時を伝えたりする。ソフトな気持ちで歯科治療を受けてもらうためにも、笑顔やはきはきした受け答えが必要だ。また、パソコンを使ってのカルテの管理や、保険点数の算出など、仕事の幅は広い。歯科衛生士概論などの講義がこんなシーンで役立っている。