The SPACE は、SIGGRAPH Education Committee が主催する行事で、2000年で15回目 になります。この公募展への参加は、毎年その品質の向上と同様に成長し続けていま す。この公募展は、コンピュータを用いた創造的な作品を発表したい学生に、たいへ ん良い機会を与えるものです。小中学校から短大・大学まで全ての学生に開かれた展 示会ですが、審査があります。応募には、規定どおりの作品と正式の様式の書類それ に教員の署名が必要となります。ポスター部門には200点 以上の応募があり、40作品前後が入選となります。
入選作品は、SIGGRAPH会場で最初に発表展示され、その後１年間全米各地を12〜14箇 所巡回展示されます。また、世界10数カ所でも展 示されます。Webサイトでも展示されていますので、ご覧下さい。

ACM's Special Interest Group on Computer Graphics and Interactive Techniques
SIGGRAPHは、ACM(米国コンピュータ機械学会）のコンピュータグラフィックス部会が 開催する行事です。正式には「コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技法 に関する国際会議」であり、2000年で27回目の開催となります。内容は、研究・作品 の発表会と展示会に分けられます。主なものとして、Exibition：機器展示会、 Courses：講演会、Papers：論文発表会、Panels：パネル討論会、Sketches & Applications：アイデアスケッチと応用事例発表、Computer Animation Festival： アニメーション上映会、そしてArt GalleryやSPACEなどがあり、他にもさまざまな催 事が７月末か８月初旬の１週間ほどの間に会場地各所で開かれます。

SPACE98 入選
この作品の表現特徴は、パイプ状の形状が織りなす複雑な構成と美しい金属光沢感の表現にあります。手作業では困難な表現を、３次元コンピュータグラフィックスを用 いることにより獲得しています。
方法は、３次元ＣＧで描いた複数の画像を、２次元の画像レタッチソフトを用いて変 形しレイアウトしています。全てを３次元で行うにはデータ量が膨大で、パソコンで は扱えないからです。
http://www.education.siggraph.org/slides/space.98/space98cat.htm

この作品と同様の表現方法を用いた彼の作品が、日本の「学生ＣＧコンテスト98」で も入選しました。八五五点の応募作品中、選ばれたのはわずか十一点です。
［http://www.cgarts.or.jp/CGcontest/contest98/graphic.html］

この作品は、一九九八年七月に米国フロリダ州オーランドで開催された「学生のポス ターとアニメーションコンテスト展示会」のポスター部門において入選しました。
ポスター部門へ応募数は一九六作品あり、そこから四三の作品が選ばれました。
選ばれた作品は、SIGGRAPH98の会場で展示された後、全米各地と世界十八カ所で展示 されました。また、インターネットWebサイト上に掲載されています。

SPACE99 Third Place
この作品の表現特徴は、演者の精神的世界、または見ている人が感じる世界を現実で はありえない空間と状況の中で表現している点にあります。
手描きや写真合成では困難な表現を、コンピュータグラフィックの特徴を活かして描 いており、優れた作品に仕上がっています。
皆さんも、コンピュータでなければ表現できない世界に挑戦し、個性あふれる作品を 制作して下さい。
http://www.education.siggraph.org/slides/space.99/space99cat.htm

この作品は、一九九九年八月に米国ロサンゼルスで開催された「学生のポスターとア ニメーションコンテスト展示会」のポスター部門において第三席に入賞しました。
今年は、二五〇を越える応募数の中から入賞３点佳作３点を含む三五作品が選ばれま した。
選ばれた作品は、SIGGRAPH99の会場で展示された後、全米各地と世界十数カ所で展示 されます。また、インターネットWebサイト上に掲載されています。