生駒 正文
Masahumi IKOMA
1621研究室
◇専門ゼミナールI・II

 モノを売りまくる高度経済成長の時代は終わり、「人間の知恵」による知的財産権(工業所有権と著作権)の重要性が一層高まっています。そこで、専門ゼミI(知的財産権法)では、企業経営戦略サイドに立ち、企業における工業所有権のあり方を実践的に調査研究していきます。
 (テーマ別)(1)知的財産権法と環境(バイオ・リサイクル等)(2)知的財産権法と並行輸入(商標と特許のちがい)(3)知的財産紛争とその解決(損害額決定の方法)(4)企業におけるビジネスモデル特許体制(米が圧倒)
 専門ゼミIIでも、企業経営戦略サイドに立ち、企業における著作権のあり方を実践的に調査研究していきます。卒業論文については、個別指導をします。
 (テーマ別)(1)電子商取引における契約法理と著作権問題(デジタル時代の著作権ビジネス)(2)応用美術の保護能力と意匠の保護能力(工業所有権と著作権のクレーゾーン)(3)その都度、実務、興味のある問題提起―例:家電メーカーが玩具メーカーに対し、家電玩具(冷蔵庫、テレビ等)の製造販売を許諾する場合、許諾対象となる権利は何か等。

(変容する知的財産権の世界を見据えて新しい問題に取り組み、社会人に開かれた自由に討論できるゼミにしたいと思います。)

◇将来活躍が予想される分野、業種、職種、あるいは就職先・進路先:
  • 大企業の法務課、特許課、知的財産課―各分野の専門家(意匠、商標、特許等)として
  • 技術開発思考の中小企業の総務課、研究開発課、営業課―兼担として
  • 新聞社、出版社、放送局、音楽、広告等の知的財産権部門として
  • 特許事務所、各専門家(意匠、商標、特許等)として

これらの会社に就職するためには、地的財産権法を相当勉強する必要があります。(弁理士試験にチャレンジするだけの能力が必要。)

◇プロフィール: