執行部だより 〜橘座開設増刊第四号〜 |
![]() 演目には本校生徒演劇に加え、「講談」の神田北陽氏、「江戸曲独楽」の三増紋之助氏、「紙切り」の林家二楽氏が来演し、「橘座」復活を盛り上げて頂くことになりました。地域の皆様のご来場を心よりお待ちしいます。 |
取材記録 Ver.4 3月22日(木) |
今回取材に訪れたのは金山在住の呂色部(ろいろし)のN氏。呂色部の仕事は漆塗りの表面を「木炭」と「砥の粉」を使い磨き上げる作業です。 「黙々と集中することが好きで、この仕事に就いた。」と語るN氏は呂色部としては二代目、祖父の代まで荘厳部(しょうぐんし)が二代続いており、四代に亘って仏壇製作に関わっています。 この呂色の作業は今期と体力が必要とされ更に、緻密さも求められます。「力の入れ具合が難しい。力を入れすぎると面が粗くなり、弱すぎると時間ばかりかかる。」と語りながらN氏は実際に作業を行って見せてくださいました。磨きあがった表面はまさに黒い鏡さながらでした。 貴重な時間を取材のためにご協力頂きありがとうございました。 |
<橘座の看板完成間近>〜気持ちを込めて彫っています〜 |
電子科2年A組の小川君と鈴木君が、彫師であるI氏のお宅を訪問し、橘座メイン看板製作のため彫(ほり)の技術をご教授して頂きました。 I氏は執行部だより第1号にて紹介した、八職会という、仏壇を造る八人の職人さんの1人で「彫」という、仏壇の模様などを彫っていく作業をなさる方です。忙しい仕事の合間に彫の技術を丁寧に教えてくださいました。 2人は初めての作業に戸惑いながらも、橘座の成功を祈りながら心を込めてノミと彫刻刀で文字を彫り進めています。公演当日、ホール入口の看板をお見逃しなく。 |
<演劇班順調に進行中!>〜王様の耳はロバの耳(韓国民話)〜 |
現在、演劇班は練習に励み、4月20日(土)の本番に向けて一生懸命頑張っています。舞台を演出する効果音の方は少々遅れ気味ですが、それは、舞台をよりよいものにしようと議論が尽きないからです。 さて、今回舞台に上がる生徒の配役は、王様・国民2名・大臣・帽子職人の5名です。それぞれの役を理解し表現の工夫にも余念がありません。今の時点で、おおむね形は出来上がっていますが、より一層の効果と演出を模索しています。演劇担当の宮内先生は「照明器具や効果音の入っていない状態で練習しているので、今後、器材が入ってきたときにタイミングが合うかどうか心配。」とのことです。公演まで残すところわずかとなりました。皆さんに喜んでいただける様にラストスパートをかけて、頑張っています。 |
演劇班からのコメント |
電気科2年A組 西村君 今回の演劇では修学旅行で訪れた韓国の民話「王様の耳はロバの耳」を演じます。この昔話のえたいことを分かりやすくする作業に苦労しました。元の話の内容を崩さずに、高校生らしい演技を目標にしています。右も左も分からない所から始めて、なんとか舞台で演じる所までたどりつきました。 私たち「橘座演劇班」全員の努力の成果を楽しみにしてください。お待ちしております。 |