卒業インタビュー:三浦隆光さんインタビュー。
2008年3月15日に卒業された皆さんにお聞きしました。
――まず、ご卒業された今の心境を
「建築業界への転職」卒業して新しい道が開けたと思っています。建築業界に転職できましたので、とても感謝しています。 面接に、大学で勉強したこととか、卒業設計のパネルの写真を持って行ったのですが、最初はあんまり反応がよくなかったんです。年齢的なものとか、無資格でしたし…。でも働きながら建築の勉強をしたこととか卒業設計を見せたりしてアピールしました。そうしたら、今の会社が卒業研究の作品に興味を示してくれて転職が決まりました。
――3年次編入された当初から、建築業界にというご希望だったんですか?
そうですね。元々、7年ほど前から外構とかウッドデッキ、エクステリアの仕事をしていましたので、外構だけでなく、建物の方の仕事もしてみたいなと思っていて。何もしないでは道が開けませんので・・・頑張ってみよう!!と通信教育部に編入したんです。最初は転職まで出来るとは思ってませんでしたけど。
――卒業が段々見えてきて、転職活動をはじめられたのですか。
卒業研究も出して、他の科目単位の修得もして、卒業見込が見えてきたので、活動を開始したんです。
もちろん、最低2級建築士以上とか、年齢制限がある会社もありました。前職がウッドデッキの会社だったというのもあるとは思いますが、編入していなければ、絶対無理だったと思います。
今は、ほんとに設計とか、監理の仕事をしています。施工図とか。面接では、2級建築士は今年とりますから、何とか勘弁して下さいって(笑)。
――卒業設計では、少し雰囲気の違った作品が
去年の優秀作品を見ましてね。とても素晴らしい作品だったんです。普通に、まともに行ったんでは、あの作品を超えることはできない、勝てないだろうなって。とても細かくてしっかり作ってあって。一般の建築、正攻法のものでした。
だから発想の転換というか、誰もやったことのないような建築、今までどんな名建築でも絶対地表についているものですよね。それを覆してみよう。浮かしたらどうかな?って。
発想の源は、建物を地面から離したい。地表の呪縛から逃れたい。今までにないことですから。あとは、卒業設計の模型の材料としてアクリルを使っているものがなかった。だったら最初にやってみたい。透明感と浮かせるということがアクリル板はよく合いますし。
――最初にイメージされていた卒業設計が、進むうちに変化したり
最初は、中心の1個だけ浮かすつもりだったんです。柱があって。でも、先生から柱が気になるな~って(笑)だったら柱自体も建物にしてしまおうって。これは、地面についている部分が柱の役割を果たしている。水面(地面)から離れて呪縛から上がっていくイメージですね。アクリル板は扱いにくいですけど。もちろん、普通にスチレンボードとかを切って使った方がよっぽどね。でも、卒業設計も転職活動が頭の中にあったので。パネルを縮小印刷して持って行きましたし。そしたらコピーを取らせてって言われて。
とにかく、人がやらないこと、発想しないことをやろうって。先生に中東のお金持ちにでも頼んで、実際に建ててよって言われましたよ(笑)誰もこういう建物をやってるやってる人いないって。
――創造するのが楽しい
いつも、人のやらないことをやろうって。あるスクーリングで建物の2階の部分が回転するようにしたり。軸があって回転するんです。学生の1級建築士の方にも褒められたりしてね。スクーリングの時に一緒の1級建築士の方を驚かしたい、ってね。人が考えもつかないことを考えたい。卒業設計でもそうでしたけど。みんながびっくりするのを見るのも楽しい(笑)
――転職もして、当初の目標を達成された
そうですね。大変ですよ。実際には。現場監督と施工図見たりして。毎日スクーリングみたいなものですね。大学の授業では、実際に建てないですから、基本設計みたいなもんですからね。
でも、実際の仕事では、ほんとに建っていくからおさまりとか、設備とか、手待ちのないように段取り良く。ユニットバスをつけるだけでも、色んな業者が入ってきますし。それをちゃんと交通整理して、値切ったり、とかね。
――通信を卒業して建築業界に転職したい、と思っている方に
最初に2級建築士の資格を取ってから活動される方もあると思うんですが、卒業してから1年かかりますよね。若い人ならそれでもいいと思うんですが、やっぱり、資格を取っていなくても卒業までの勢いで、パワーが途切れないうちに、自分をアピールする。プレゼンテーションの勉強も結構しますしね。仕事をしながら卒業した、努力できる人間、実行力があるって思ってもらえればね。卒業設計も真剣にやって。熱意、創意工夫ですね。
――最後に、あこがれの建築家とかいらっしゃいますか。
齋藤(さいとう) 裕(ゆたか)、小ぶりなんですけど、すごく濃い住宅なんですよ。あと、ルイス・カーン(アメリカ)とかですね。
三浦 隆光さん
- 年齢
- 45歳
- お住まい
- 岡山県
- コース
- 大学・建築学科
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