#02 国際コミュニケーション学科 講師

川崎直子

Naoko Kawasaki

通信教育部で先生が教えている専門は何でしょうか。

日本語教育です。

その専門分野の中で、今、研究していることを具体的に教えてください。

写真 私の専門は「第二言語習得」です。これは、第二言語(外国語)としての日本語を学ぶ人たちがどのように日本語を習得していくのかを探る研究です。特に、教室での学習者の誤用に対して教師がどのような訂正行動をするのか、また、誤用に対する周りの学習者の反応はどうなのか、誤用から何が学べるのか―そうしたことを縦断的な調査を通して研究しています。 それと、「多文化共生」の考え方の下、地域でのボランティア日本語支援も私のライフワークです。外国人の子どもを支援するための会を設立して、地元の小学校の日本語学級で活動しています。支援者として、地域の外国人の子どもたちにどのようにかかわっていけば良いのか、実践的な日本語教育のあり方についても勉強しています。 私は常に「行動する日本語教師」でいたいと思っています。

愛知県の事業にも力を入れられているとのことですが。

アフタースクール事業で、地元の外国人児童と保護者のための学校説明資料の作成と意見交換会の開催に力を入れて行こうと企画しております。そうしましたらこの度、愛知県の「多文化共生社会づくり推進事業」の委託を受けることになりました。

通信教育部の学生の印象、様子はどですか。

このコースの立ち上げからかかわっていますが、毎年日本語教育に関心を持ってくださる方が増えてきてうれしいです。学生さんの年齢の幅が40歳くらいありますから、スクーリングで取り上げるトピックに対していろいろな年代の方から意見が聞けるのは、通教の特徴ではないでしょうか。また、卒業後もたくさんの方がメールやお手紙で近況を知らせてくださるので、ありがたいと思います。

その学生に教えたいことは何ですか。

写真 「教えたい」とは決して思っていません。私は、いままで学生さんから教えられることがたくさんありました。私はこれからも皆さんといっしょに「学び合いたい」と思っています。でも、「伝えたいこと」がひとつだけあります。それは、教育機関で教壇に立って教えることだけが必ずしも日本語教育ではないということです。

最後に、先生が大学教育でモットーにしていることは。

このコースを取られたことで、新しい何かを知ることができたとか、自分の可能性や人生の選択肢が広がったと思っていただければと思います。そのために、私自身も日々研鑽して、研究や勉強を欠かすことなく過ごしていきたいと思っています。

シリーズお題:先生の好きな言葉を教えてください。

“Never too late for anything”

「この年で新しいことを始めるのは~、この年齢では無理~」などと自分に言い訳をせず、私は昨日より今日、今日より明日の自分が少しでも成長するよう、いま自分がしなくてはいけないこと、与えられていること、興味を持っていることなど、ひとつずつ誠実にこなして生きていきたいと思っています。

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